福田暁子講演会 報告
名称:小金井市出前講座
期日:2018年10月6日(土) 14時から16時30分
会場:小金井市商工会館
テーマ:誰も取り残されないための 地域での取り組みを考える
盲ろう者の視点から
講師:福田暁子さん
参加者:47名(スタッフ等入れて70名)
ワークショップが楽しかった。
参加者等が6班に分かれ、福田さんから与えられた三つの課題を一つに絞り挑戦。福田さんは双方向で問題解決したいという。
1.何がおきているか?
2.問題は何か?問題が起きている背景は何か?
(どうしてそんなことになっているのだ?!)
3.どうしたらいいの?
4.自分は何ができるのか?
具体的なアクションプラン(行動計画)は何か?
ワークショップの時間を30分に短縮。
各班1題の提案・質問に絞り1分ぐらいでまとめ発表。それに対して福田さんが答える。
私はA班にいた。与えられた課題は「電気代が高い」「家族との会話ができない」「海外に住む友人に会いたい」の三つ。「電気代が高い」を選択しグループ討議。
電気代を安くする制度をつくる。生活を変えるシェアハウスはどうか。太陽発電を利用できないかなどをまとめた。
B班は、ヘルパーのなり手がいない。
高齢化してきている。また若い人には限界がある。教育養成するボランティアが欲しい。例として、洗濯物のたたみ方、ご飯の炊き方、雑巾の絞り方、掃除機の使い方。パックの取替えもわからないという。ゴミは一体どこに集まるんだ。ベテランと若手のコンビネーション。
C班は、休日に遊ぶ友達がいない。SNSの活用や地域のサポート団体の一覧の作成はどうか。リアルな友達が欲しい。みんな謎の忖度をしている。外食の仕方、遊び方がわからない、足手まといになるのでは、話ができないなど。近所の知的障害の子が遊びに来る。手のひら手話で会話し、障害者同士の方が仲が通じる。
D班は、パートナーシップ。近所の人、見守り人の存在・結びつき。触手話を我々も習う。モコモコの開発、セコム。一度救急車を呼んだ。本人に知らせないから、あんた誰だかわからない。北朝鮮の拉致ではないかと思った。こっちから声をかけられない。肩でも叩いてここに人がいるんだと安心させる。
E班は、電車に乗りたい。知らない人がいるので知ってもらう手段を考える。ヘルプカードやヘルプマークがある。これらは同じではない。電車も目の前に来た電車に乗れない。駅員が決めた時間、行き先の電車のスロープを用意した車両にしか乗れない。途中下車も乗り換えもできない。自分で自分のやることを決められない。
F班は、話したい人が通訳申請できない。聴覚障害の人が二人いる。当事者本人が通訳申請しないといけない。学んでないから知らない。知ることが必要。誰のためにいる。見てわからない、自分で壁を作っている。
感動ドキュメントを紹介された。10月1日の早朝、台風24号の暴風雨が東京を襲った。ヘルパーがいなかった。自分の手元にバッテリーを。停電に気がつかない私、iPhoneが充電されない。加湿器がないと・・・。台風の最中の2時半ごろ訪問者が来た。発電機を持ってきました!二人の会話が危険な感じ。2012年に支援計画にユーザー登録してあった東京電力の方だった。これぞまさにご近所力。可能ならば発電機を持ってきますよと。孤立状態をフェイスツーフェイスで防げ、生き延びられた。
質問
(Q)手のひらで私たちもコミュニケーションできる?
(A)誰でもできます。
(Q)外食で食べらられるもの、食べられないものは。
(A)その日の体調によって違うが、餅やステーキは食べにくい。胃ろうは安心感。
(Q)何をしている時一番楽しいですか。
(A)くだらないおしゃべりかな。お洒落かな。目的のない買い物。触って確かめてはいい時間。
まとめを福田さんから
1 継続的にやっていただければ。
2 街で見つけたら声をかけてください。名前とどこであったのといえばわかります。
福田さんの言葉一つ一つにエネルギーがあり、心が動かされました。障がいって何だろうと改めて考えさせられた貴重な機会でした。ありのまま、今の自分をめいっぱい生きてる福田さんの姿が本当に格好良かった。話の中にもユーモアがあって、会場の中が笑いで温かい雰囲気になりましたね!
皆さんと一緒にこんなにも素敵な会が出来て幸せな気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!
本日は本当にお疲れ様でした!会場に対して、ちょうどいいくらいの人数の参加者さんが集まり、また、福田さんのお話も、ろうを感じさせないお話ぶりで、現実の厳しさの中にもユーモアのセンスも交えたお話に、皆さんが引き込まれているのが良くわかりました。
私自身、何も出来なかったのですが、今回参加させて頂けただけでも非常に勉強させて頂き、皆さまにはただ感謝申し上げます。
今日は本当にお疲れ様でした。素晴らしい講演会になりましたね。田辺さんはじめみなさんのきめ細やかな準備!機転のおかげで無事終わりましたね。
講演内容は私自身沢山の気づきがあり、また新しい世界を知ることができました。本当に貴重な機会をありがとうございます。情報の交差点で、みなさんと一緒でないと、一人では、経験できない世界を知ることができています。ありがとうございます。
お疲れさまでした帰ってすぐ ビールで「お疲れ様ー」
とてもとても勉強になりました。
感想は次回打ち合わせ会ですね
皆様の行動力にも「乾杯」‼
・ 福田さんの講座をもっと続けて頂いて地域の人々の認識をもっと深めて頂けたらと思います。
・ 福田さんの体の許す限りですが我々はもっともっと知る必要があります。
・ 福田さんの明るさ・ユーモアに本当に驚かされました。
・ 今までいろいろ講座に参加しましたが、今日が一番考えさせられた。
・ 必要な事が何と多い事かと思いました。健常者には思いもよらない事が多いのだと感じた。
・ とても刺激的な会でした。福田さんの堂々としたお話に励まされあっと言う間の2時間半。
・ 気負い無い自然体の福田さん、魅力的でした。ありがとうございました。
・ 障害のある方に話かけてよいのかな?と自分に壁を作ってしまう事があるので、まず相手を
知るという姿勢や少し勇気をもって一歩踏み出し、コミュニケーションとれるようにしたい。
・ 点字と手話を勉強中です。いろいろな手段でコミュニケーション取れるように、私も積極的に
交流を持ちたいと思いました。是非また講演会を企画してほしい。
・ お会い出来てよかったです。励まされました。障がい者に対して住みやすい社会を望みます。
・ 東京電力の発電機の話、とても感動しました。まだ未解決の問題が山積みである現実を身近に感じ、
これから回りを見る目が大きく変わりました。継続が大切ですね。
・ 明るく話している福田さんに驚きました。健聴の私たちは逆に障害のある方に対し一歩引いているかと思います。
障害というのは何だろうと思います。
・ 貴重な経験でした。身近なところに盲ろう者がいないので生活上の困難など初めて知りました。
・ 私たちが何が出来るか、もっと知って、もっと考えたいと思いました。
・ 制度としても必要な事沢山あると改めて感じました。
・ ユーモアを交えてのお話は何度でも伺いたい。お友達になりたいなと思いました。ありがとうございました。
・ 今日は友人から声を掛けてもらい参加させて頂きました。全盲ろう、ほか色々な障害の困難さ
を知りました。継続し学んで参ります。又、お会いしたいです。
・ 楽しいひと時でした。目からウロコのお話でした。ありがとうございました。
・ ありがとうございました。
・ 長く皆々様とお会い出来ますように!
・ 本当に充実した時間を過ごさせて頂きました。
・ 盲ろう当事者のお話が聞けたことは貴重な体験でした。ありがとうございました。
・ 行政がもっと障がい者に配慮するべきだと思う。いい勉強になったし良かった。
・ 「触手話」の大切さ、まさに「いのち」とのふれあいによるコミュニケーションですね。
大事にしたいです。 大謝
・ ろう者ですがとてもためになる講演会でした。自分でも当たり前の事に気が付かなかった。
もっといろいろな事が知りたいし、しゃべりたいです。
・ 本当に良い講演でした。「継続」という言葉響きました。ありがとうございました。
・ 「勝手に思い込まない」の言葉が胸に残りました。
・ とても前向きな生き方に教えられました。本当にありがとうございました。